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鴻海、成都・鄭州に6400万ドル投資


ニュース 電子 作成日:2010年7月26日_記事番号:T00024236

鴻海、成都・鄭州に6400万ドル投資


 鴻海精密工業は24日の董事会で、中国の四川省成都と河南省鄭州への投資を決定した。成都ではセットトップボックス(STB)とタブレット型パソコン、鄭州では携帯電話を生産する。25日付工商時報が報じた。

  成都への投資額は3,200万米ドル。ヒューレット・パッカード(HP)向けに主に欧州市場向けのタブレットPCを生産するほか、ソニー向けに中国の通信、放送、インターネットのネットワーク融合(三網融合)に対応したSTBを生産すると伝えられている。

 鄭州へは鴻富錦(鄭州)および富泰華投資(鄭州)を通じて計3,200万米ドルを投資する。鴻海の携帯事業は現在、北京でノキア向けを生産、河北省廊坊でモトローラ向けを生産しており、鄭州ではグループの中国での3C(コンピュータ、通信、家電)製品販売店展開計画「万馬奔騰」に沿った、中国内部市場向けの製品を扱うものと予想される。

 鴻海は中国で、技術的難度の高いアップル向け製品は今後も広東省深圳で生産を続けるものの、プリント基板(PCB)は河北省秦皇島、ゲーム機は山東省煙台、光電製品は山西省晋城など、生産拠点の内陸移転を進める。ノートPCは重慶を拠点とする。
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