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空港MRT、所要時間33分で決着


ニュース 運輸 作成日:2010年7月27日_記事番号:T00024244

空港MRT、所要時間33分で決着

 
 都市交通システム空港線(空港MRT)をめぐり、馬英九総統が台北市と桃園国際空港を結ぶ所要時間を25分以内に短縮するよう求めていた問題で、毛治国交通部長は26日、「短縮できる時間には限りがある」として、所要時間を33分間とする当初計画通りに建設を進める方針を表明した。27日付中国時報が伝えた。

 馬総統は今年5月、空港MRTで運転が予定されている快速電車について、五股工業区駅、長庚医院駅に止まらないノンストップ列車を運転することで、所要時間を25分以内に短縮するよう検討を求めていた。これに対し、沿線から反対論が上がり、新北市長選にも微妙な影響が予想される事態となっていた。

 これにより、快速電車は当初計画通り、台北、五股工業区、長庚医院、桃園空港の4駅に停車し、所要時間を33分とする方針が固まった。快速電車と各駅停車の普通電車は10分に1本運転され、通勤客が利用する普通電車の所要時間は全線で70分となる。

 毛交通部長は「台北から桃園空港まで車で向かうには少なくとも50分かかる。空港MRTは33分でも十分な競争力がある」と述べた。