ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

群益証券が金鼎証券を合併へ、業界4位に浮上


ニュース 金融 作成日:2010年7月27日_記事番号:T00024247

群益証券が金鼎証券を合併へ、業界4位に浮上

 
 群益証券は中華開発金融控股(開発金控)傘下の金鼎証券に対し、株式公開買い付け(TOB)を行い、67~100%の株式を取得した上で、合併手続きを進める方針だ。群益証券と開発金控が26日、董事会を開き決定した。群益証券は金鼎証券の買収で、シェアを約6%に伸ばし、業界9位から4位へと浮上する。27日付経済日報が伝えた。

 TOBの条件は1株当たり12.5台湾元(約34円)で、群益証券は代金を現金と自社株式で支払う。両社はTOB終了後、金鼎証券が9月の定時株主総会で董事会の改選を行うのを待って、それぞれの董事会で合併を決議する運びだ。TOB価格は金鼎証券の26日の株価に比べ、21%の上乗せとなっている。開発金控は金鼎証券に対する全持ち株48.47%の売却に応じることを決めた。

 金鼎証券の純資産は約103億元、総資産は約229億元で、合併後の群益証券の純資産は約270億元、総資産は約700億元となる。

 群益証券の譚得誠・執行副総裁は、「年内に100%の株式を取得し、来年にも(金鼎証券と)合併したい」と述べた。