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DRAM2社の増資計画、金管会が却下


ニュース 電子 作成日:2010年7月27日_記事番号:T00024265

DRAM2社の増資計画、金管会が却下


 行政院金融監督管理委員会(金管会)証券期貨局は26日、DRAMメーカーの力晶科技(パワーチップ・テクノロジー)、南亜科技から提出された増資計画を相次いで却下した。27日付工商時報が伝えた。

 このうち、パワーチップはグローバル預託証券(GDR)の発行で最大1億4,545万米ドルの増資を目指していた。しかし、同社が2007~09年に3期連続赤字を計上し、累積赤字が資本金の63.7%を占め、負債比率が74.71%に達していることから、財務体質がぜい弱だとして申請が却下された。

 また、南亜科技は60億台湾元(約136億円)の増資を計画していたが、スタック式DRAMへの技術転換で同社が増資を実施したにもかかわらず、良品率が伸び悩んでおり、増資効果が思わしくないとして、増資計画の効力が停止された。同社は追加書類の提出を求められる。

 ただ、市場関係者は両社の業績予測からみて、増資計画が認められなくても、当面の必要資金は不足しないとみている。