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遠東航空、非中核事業を売却へ


ニュース 運輸 作成日:2007年9月3日_記事番号:T00002427

遠東航空、非中核事業を売却へ


 遠東航空(ファーイースタン・エア・トランスポート)の楽大信董事長はこのほど、本業と関連性が薄い非中核資産の整理、売却を進めていく方針を示した。年内に傘下の投資会社、遠和投資が保有する親会社遠東航空の株式8.87%を処分するほか、遠東航空本体が保有する遠邦創業投資の株式57%を放出する計画。

 このうち、遠和投資は遠東航空の株価維持を主目的として設立された投資会社で、今回の売却では17億台湾元(約60億円)の損失を計上するが、すでに21億元の引当準備金を計上しているため、帳簿上は4億元の資産増強につながるという。

 将来的には、台湾航勤、高雄空儲、アモイ航站控股、易飛網、虹頂倶楽部、復興航空(トランスアジア・エアウェイズ)、徳安航空などの株式売却を検討していく。

 同社の2007年6月期中間期決算は最終損失が3億1,100万元だった。下半期は中国への旅客中継拠点となる韓国・済州線の強化で、通年の損失を2億元以下に抑制することを目指す。