ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

マクロニクスの12インチ工場、設備投資に2年300億元


ニュース 電子 作成日:2010年7月28日_記事番号:T00024291

マクロニクスの12インチ工場、設備投資に2年300億元

 
 半導体メモリー大手、旺宏電子(マクロニクス・インターナショナル)は、DRAM大手の茂徳科技(プロモス・テクノロジーズ)から買い受けた新竹科学工業園区(竹科)の12インチウエハー工場に対し、2010~11年に計300億台湾元(約820億円)の設備投資を予定している。11年第1四半期に量産を開始し、NOR型フラッシュメモリーは製造プロセス0.11マイクロメートルから75ナノメートルへ、ROMは同65ナノから45ナノへの移行を目指す。28日付電子時報が報じた。

 盧志遠マクロニクス総経理は、工場購入に85億元かかったほか、設備に110億元、研究開発(R&D)に44億元を投じて11年6月時点で月産能力をウエハー投入枚数1万枚とする考えだ。ただこれでは損益分岐点に達しないため、さらに60億元を投じて同年末に月産能力2万枚へ引き上げるほか、製造プロセスの微細化も進め利益向上を図る計画だ。将来的には月産能力4万枚までの増強を予定している。

 設備投資計画300億元には、今年6月末時点で255億元の手元資金を充てるほか、下半期に協調融資(シンジケートローン)150億元を受ける予定だ。