ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

永豊金証券、上海証券と提携へ


ニュース 金融 作成日:2010年7月29日_記事番号:T00024309

永豊金証券、上海証券と提携へ

 
 永豊金融控股傘下の永豊金証券(シノパック・セキュリティーズ)は28日董事会を開き、中国・上海市政府系の上海証券とブローカー業務の管理コンサルタント顧問契約を結ぶことを決定した。8月にも正式に調印する。29日付経済日報が伝えた。

 中台による海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)調印後、中国の政府系証券会社が台湾の証券会社と提携するのは初めてで、中台の証券会社による提携のモデルケースとなる。今後は規制緩和の行方をにらみながら、資本提携も視野に入れる。

 上海証券は中国の中堅証券会社。全国53カ所に拠点を持ち、証券ブローカー業務のシェアは30位圏内。資本金は26億1,000万人民元(約336億円)となっている。同社の大株主は上海市政府系の上海国際集団、上海国際信託の2社。

 永豊金証券の黄敏助董事長は「上海に駐在員事務所を設けて11年がたち、現地市場にも一定の理解を積み上げてきた。双方はブローカー業務から提携し、状況と必要を見ながら他の業務にも協力を拡大したい」と述べた。