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桃園空港滑走路、使用年限を超過=審計部


ニュース 運輸 作成日:2010年7月29日_記事番号:T00024311

桃園空港滑走路、使用年限を超過=審計部

 
 審計部(会計検査院に相当)は28日に発表した2009年度の中央政府総決算検査報告書で、桃園国際空港の南、北滑走路が使用年限を既に10年以上超過しており、路面舗装などで条件を満たしていないと指摘した。29日付聯合報が伝えた。

 桃園空港の滑走路は、北滑走路(3,660メートル)が1979年、南滑走路(約3,350メートル)が84年に供用開始されたが、これまで全面的な改修が行われなかったため、亀裂や沈下、破損などが目立つという。深刻な破損部分は毎年約2カ月の滑走路閉鎖で補修しているが、滑走路老朽化の抜本的解決には至っていない。

 滑走路の全面改修計画はこれまでにもたびたび浮上していたが、舗装方式をコンクリートと高強度アスファルトのどちらにするかなど、利権絡みの論争が長期化し、着工のめどは立っていなかった。国営空港運営会社が設立される来年以降、桃園空港では100億台湾元(約272億円)以上をかけた滑走路改修が計画されており、14年に完成する見通しだ。