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富士通が低価格ノート発売か、クアンタが生産受託も


ニュース 電子 作成日:2010年7月29日_記事番号:T00024320

富士通が低価格ノート発売か、クアンタが生産受託も

 
 29日付電子時報が外電の報道を基に報じたところによると、富士通が北米およびアジア太平洋市場をターゲットに400~600米ドルの低価格ノートパソコンを発売するとの観測が出ている。富士通は今後、入門機種に注力する方針とされ、生産は広達電脳(クアンタ・コンピュータ)が主力となり、英業達(インベンテック)が少量を受託するとみられる。

 観測によると富士通は今年、ノートPC生産の50%を台湾メーカーに委託し、外部委託比率を前年の30%から大幅に高めるとされる。依然ソニーや東芝に比べ委託比率は低いが、今後低価格ノートに注力することが事実とすれば、台湾受託メーカーへの依存度がさらに高まるものと考えられる。

 観測に対し台湾富士通は、既に同価格帯の機種は存在するとした上で、ハイエンド機種、ビジネス向け機種の生産は日本工場が重要な役割を果たしており、これら機種に対する市場の反応も悪くないとしている。

 市場調査機関、IDCの統計によると、今年第2四半期の世界市場における富士通のノートPC出荷台数は前期比47.3%減の67万6,000台でシェアは1.5%だった。