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豚肉価格が高騰、昨年の台風の影響残る


ニュース 農林水産 作成日:2010年7月30日_記事番号:T00024331

豚肉価格が高騰、昨年の台風の影響残る

 
 台湾の豚肉相場は、産地の台東県などに残る昨年の台風被害の影響、夏季の生育不良、輸入量の減少などにより供給不足が深刻化している。同県の豚肉価格は3月時点の100キログラム当たり6,200台湾元から最近は7,400元(約2万円)へと19%も高騰した。30日付自由時報が伝えた。

 台東県肉品市場の李仁生総経理は「過去25年で最も深刻な供給不足だ」と指摘した。台北県肉品市場でも、毎日取引される豚の頭数が500頭も減少し、価格が15%以上も上昇した。

 台東県政府の呉子和・農業処畜産科長は「米国、カナダの豚肉価格上昇で、輸入量が30~50%減少したことに加え、夏季には豚の生育不良が重なり、供給不足が生じている。昨年の台風で南部の養豚場が被害を受けたことなども一因だ」と指摘した。

 台北県肉品市場の呉適民主任は「値上がりの原因は、災害、国際価格、気候どなどの要素によるもので、1~6月の豚取引量は前年同期を9万頭下回った」と指摘した。