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バイオネット、インドの臍帯血市場に進出


ニュース 医薬 作成日:2010年7月30日_記事番号:T00024335

バイオネット、インドの臍帯血市場に進出

 
 訊聯生物科技(バイオネット)は、インド2位の臍帯(さいたい)血会社、ステムワン・バイオロジカルズに臍帯血間葉系幹細胞(MSC)技術を供与すると発表した。30日付経済日報が伝えた。

 臍帯血には、血液細胞を作り出す造血幹細胞が多く含まれており、臍帯血移植は白血病や再生不良性貧血などの血液疾患や遺伝疾患などの治療に有効とされる。

 ステムワンの臍帯血保存件数は4,500件にすぎないが、臍帯血幹細胞の移植例はインドで最多の180例を数える。同社はインドで毎年2,500万人生まれる新生児の臍帯血を採取することで、保存件数を2万5,000件まで増やすことを目標に掲げている。

 バイオネットの2010年6月中間決算は、売上高が前年同期比23.85%減の2億1,700万台湾元(約5億9,000万円)に落ち込んでいた。台湾での新生児出生が急減し、臍帯血保存事業が不振だったことが背景。