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第6ナフサ火災で地元住民が抗議、行政院に死魚まく


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月30日_記事番号:T00024339

第6ナフサ火災で地元住民が抗議、行政院に死魚まく

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)で1カ月に2件の大規模火災が発生し、周辺で養殖魚などが大量死したことから、地元住民らは29日、行政院前に火災の影響で死んだ魚や貝類などをばらまき、抗議活動を行った。30日付蘋果日報が伝えた。
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行政院前の道路で抗議する蘇治芬県長(中央)ら。地元養殖業者によると、ティラピアだけで16万匹、アヒルも2000羽が死亡した
(29日=中央社)


 地元住民数十人は当初、蘇治芬雲林県長(民進党)とともに立法院での公聴会に臨んだが、政府側から高官の出席がなかったことに反発し、行政院での抗議行動に及んだ。

 地元では、第6ナフサでの事故多発で、同プラント第5期事業計画にも不信感が高まっている。蘇県長は「呉敦義行政院長が30日以内に謝罪しなければ、8月28日にはってでも総統府に(抗議に)行く」と述べた。

 経済部の黄重球常務次長は、緊急時に地方自治体と連携して事態処理に当たり、通常は住民と企業の調停を担当する「六軽工業区服務中心」を8月末に設置する方針を明らかにした。