ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

ポリプロピレン高騰、台プラ第6ナフサ火災で【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年7月30日_記事番号:T00024340

ポリプロピレン高騰、台プラ第6ナフサ火災で【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮郷)で起きた大規模火災の影響で、エチレンの供給不足が懸念され、台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス、台塑)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)の両社によるポリプロピレン生産量は30%の減少が見込まれている。これを受け、ポリプロピレンのスポット価格は1トン当たり60米ドルの急騰を示している。30日付工商時報が伝えた。
 
T000243401

 
 火災があった台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)のオレフィン第1工場(OL1)では、7月中は在庫放出で従来通りの供給を確保するが、8月以降は内需向けのエチレン供給が20~25%減少する見通しだ。

 このほか、原油価格の反発、インドと中国の需要回復を受け、極東地区のスポット相場では、ポリ塩化ビニル(PVC)樹脂が50米ドル上昇し、同900米ドルの大台を回復した。高密度ポリエチレン(HDPE)、ABS樹脂とポリスチレンもベンゼンやスチレンモノマーの値上がりを反映し、同50~55米ドル上昇した。