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ニッケル価格反発、ステンレス2社が8月価格値上げ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年7月30日_記事番号:T00024342

ニッケル価格反発、ステンレス2社が8月価格値上げ

 
 ステンレス大手、燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠は29日、国際ニッケル価格の反発を受けて8月分の台湾域内・輸出向けオファー価格を引き上げた。上げ幅は、域内向けが1トン当たり500~2,500台湾元(約1,400~6,800円)、輸出向けは同10~150米ドルとなった。30日工商時報などが伝えた。

 YUSCOは値上げ要因について、国際ニッケル価格が1トン当たり2万米ドルを割る低迷から底打ちし、2万400米ドル前後まで反発したことを挙げた。また、各メーカーによる減産効果によって末端市場で在庫補充需要が高まっていることから、この機会にコストを一定程度反映させる必要があるという考えを示した。

 YUSCOの1トン当たり値上げ幅は、域内向けが▽300系熱延・冷延コイル、1トン当たり2,500元▽316L熱延・冷延コイル、1,500元──。輸出向けは300系製品を100~150米ドル引き上げた。一方、400系製品価格は域内向け・輸出向けともに据え置いた。

 唐栄の域内向け1トン当たり値上げ幅は、▽300系熱延・冷延コイル、2,500元▽201系、500元▽202系、1,000元──。輸出向けは300系を70米ドル、201系を10米ドル、202系は30米ドル値上げした。