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電子ブックリーダー値下げ相次ぐ、PVIの出荷増も


ニュース 家電 作成日:2010年7月30日_記事番号:T00024344

電子ブックリーダー値下げ相次ぐ、PVIの出荷増も

 
 電子ブックリーダーは、米書店大手のバーンズ・アンド・ノーブル(B&N)とネット通販販売のアマゾン・ドット・コムが相次いで小売価格を値下げしたことで、新たな価格競争の段階に突入したもようだ。ともに通信機能をWi-Fiのみとし、B&Nは149米ドル、アマゾンは139米ドルと、普及に理想的ともいわれる100米ドルに近づいており、2社に電子ペーパーを供給する元太科技工業(PVI)は出荷量増加が見込めそうだ。30日付電子時報が伝えた。
 
 PVIの劉思誠董事長は、かつてアマゾンのキンドルが259米ドルだった時期に「第3世代(3G)通信機能のコストが高いため、これを搭載しないことで価格を100米ドル下げられる」と指摘しており、これが現実となった形だ。

 電子ブックリーダーの今年の出荷台数は当初、昨年(382万台)の約3倍となる1,000万台以上が見込まれていたが、上半期にアップルのタブレット型パソコン「iPad」が登場したことで、成長幅は予想を下回っている。このため、下半期の出荷状況が今年通年の成長にとって重要な鍵となりそうだ。