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台北市のバス停案内図、英語表記は間違いだらけ


ニュース 社会 作成日:2010年8月2日_記事番号:T00024355

台北市のバス停案内図、英語表記は間違いだらけ

 
 台北市で最近お目見えしている、バス停の新しい路線案内柱が話題になっている。1本当たりの製作費が1万2,000台湾元というこの新式案内図には、中国語に加え英語も表記されている。ところがこの英語表記で、外国人もちんぷんかんぷんの珍表記が続出しているからだ。
 
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今年11月には花博もあり、世界各国から大勢の外国人観光客が訪れる。国際都市の面目があやうく丸つぶれになるところだった(1日=中央社)
 
 例えば606線のバス停案内には、「ピーク時(Peak Hour)」が「Peck Time(ついばむ時間)」と表記されていたが、これはまだかわいいもの。バス停名では「松山車站(SongShan Rail Station)」が、「Matsuyama Station」となぜか日本語読みになっている。「捷運西門站(MRT Ximen Station)」は「MRT Simon Station」と表記され、同じ路線図中に「Ximen」と「Simon」の2種類の表記が混在している。

 また、「二二八紀念館(228 Memorial Hall)」は、「Memorial Hall August 228」と表記されている。一体どうして「August(8月)」が紛れ込んだのやら...。

 最も難解なのは、204線のバス停「華中河浜公園」駅。正しい英語表記は「Huazhong Riverside Park」だが、新式の看板には「Bin Park Nakagawa China」と表記されている。恐らく「Bin」は「浜」、「Park」は「公園」、「Nakagawa」は「中河(日本語読み)」、「China」は「華」を表しているのだろうが、果たしてこの英語表記を見て、「華中河浜公園」にたどりつける人は世界中に存在するのだろうか?

 台北市交通局公共運輸処(公運処)によると、これら新しい路線図は、バス業者が広告会社である政徳広告に委託し作成したもので、9月末までにすべて更新する予定になっているという。公運処は市民や市議からの指摘を受け、業者に対しあす3日までに表記ミスを訂正するよう要求。業者は迅速に処理するとのことだ。