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台北101ビル、頂新集団経営で今年黒字転換へ


ニュース 建設 作成日:2010年8月2日_記事番号:T00024366

台北101ビル、頂新集団経営で今年黒字転換へ

 
 2005年のオープン以来赤字が続いた台北金融大楼(台北101ビル)は、頂新国際集団が昨年7月に筆頭株主となって以降、経営体質の改善が進み、今年は黒字転換する見通しだ。31日付蘋果日報が報じた。

 林鴻明・台北101ビル董事長によると、上半期売上高は前年同期比27.64%増の48億5,700万台湾元(約130億円)、毎月黒字で上半期税引前利益は1億元に上った。通年の利益は2億元を超える見通しだ。

 林董事長は、1坪当たりの賃料3,100元以上の高層階でも空室率は1割にすぎず、オフィス全体の入居率は8割を超えたと語った。中国中鋼集団(シノスチール)、聯想集団(レノボ)など中国の大企業も入居しており、北京市政府の海外持ち株会社、京泰も早ければ8月中旬に契約を済ませ、年内に入居する見通しだ。注目を集める86階のレストランは、台湾の飲食企業グループが年内に入居、オープンさせる可能性が高いという。