ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

コンパルのノートPC、来年6千万台出荷を目標【表】


ニュース 電子 作成日:2010年8月2日_記事番号:T00024376

コンパルのノートPC、来年6千万台出荷を目標【表】

 
 2日付電子時報によると、ノートパソコン受託生産最大手の仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は2011年のノートパソコンの目標出荷台数を今年比約20%増の6,000万台に設定したもようだ。昨年、初の業界首位に立った同社は、今年はライバル、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)に抜き返される恐れがあるが、来年は再び逆転できる可能性がある。

 コンパルは宏碁(エイサー)から11年度の出荷台数の5割以上に当たる受注を獲得、最大の生産委託先となった。デルからは約3割を受注、聯想集団(レノボ)、東芝からの受注も堅調だ。同社は出荷増に向けて、中国・江蘇省昆山工場の年産能力を6,000万台に拡充済み。さらに四川省とベトナムでの新工場建設も計画している。

 一方、クアンタの来年度の受注状況は、最大顧客であるヒューレット・パッカード(HP)からが同社出荷台数の45~48%で今年と同水準の見通し。華碩電脳(ASUS)とアップルからの受注は増加したものの、エイサーとデルからはそれぞれ20%以下に減少した。またレノボ、東芝からの受注増が限定的であれば、来年は苦戦を強いられそうだ。
T000243761