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タッチパネルのJタッチ、長沙に進出


ニュース 電子 作成日:2010年8月2日_記事番号:T00024378

タッチパネルのJタッチ、長沙に進出

 
 タッチパネル大手の介面光電(Jタッチ)は、中国湖南省長沙市に静電容量方式タッチパネルの新工場を建設する。設備投資額は1,500万米ドルで、月産能力は中小型250万枚以上に達するもようだ。来年6月末までに生産を開始する見込みだ。2日付蘋果日報などが伝えた。

 葉裕洲同社董事長は、新工場をタッチパネルと部品を一貫生産するモデル工場とし、中国市場での商機を狙う考えを示した。なお、新工場はアップルのiPhoneにフロントガラスを供給する藍思科技の近くに位置することから、長沙進出はアップルへの製品供給を企図した動きとの観測もある。

 スマートフォン人気によるタッチパネルの需要の高まりを受けて、同社の生産ラインはフル稼働状態になっている。現在の月産能力は、抵抗膜方式タッチパネル200万枚、静電容量方式は250万枚(いずれも3.5インチ換算)。現在進めている第3期の工場拡張工事が完了すると、月産能力は600万枚(うち静電容量方式は400万枚)に増強される。拡張した生産ラインも今月中にフル稼働となる見通しだ。

 同社の上半期売上高は、21億6,000万台湾元(約59億円)。主要顧客はサムスン電子で、売上高の5~6割を占めている。下半期売上高は、新規受注と静電容量方式タッチパネルの出荷増から前期比30%以上の成長が見込め、今年は通年で売上高50億元を目指す。