ニュース 医薬 作成日:2010年8月3日_記事番号:T00024393
杏輝薬品工業(シンファー・ファーマシューティカル)はこのほど、国家衛生研究院(国衛院)から技術移転を受けた低分子化合物を利用した抗がん剤注射薬「SCB01A」で、米食品医薬品局(FDA)から第1期臨床試験の認可を受けた。李志文董事長によると、今後3億5,000万台湾元(約9億5,000万円)程度を投じ、第1期・第2期の試験を行う方針だ。3日付経済日報が伝えた。
FDAから認可取得を受け杏輝は、行政院衛生署に同新薬の治験薬のスピード審査を申請し、早ければ2カ月以内に台湾で臨床試験を開始できる見込みだ。国衛院は、これは台湾が自力開発した低分子新薬の臨床試験が台湾で行われる初の例で、域内バイテク・製薬産業にとっての意義は大きいと強調した。
国衛院が抗がん効果を発見した低分子化合物「DBPR104」は、2005年に米国で特許を取得している。杏輝はこれを利用した新薬で、注射薬「SCB01A」のほかに内服薬カプセル「SCB02」の技術移転も受けており、今年末にもFDAに臨床試験を申請する方針だ。
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