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新光金控董事長、信義区「A11区画」売却を後悔


ニュース 建設 作成日:2010年8月3日_記事番号:T00024394

新光金控董事長、信義区「A11区画」売却を後悔

 
 新光金融控股の呉東進董事長は2日、同社が昨年、台北市信義区のA11区画(新光三越百貨)の土地、建物を売却したことについて、「考えるだけで泣きたくなる」と後悔をにじませる発言を行った。3日付聯合報が伝えた。

 新光金控は昨年4月、自己資本比率の規定基準を満たすため、同区画を116億台湾元(約316億円)で富邦人寿保険に売却した。しかし、中台関係改善などを追い風とし、台北市一等地の地価は急騰。不動産仲介業者の試算によれば、A11区画の地価は過去1年間で30%上昇し、現在の時価は約150億元に達したとみられる。

 呉董事長は「当時はA8区画も売却するところだったが、売らなくてよかった」と振り返った。呉董事長は傘下の新光人寿保険に対し、信義区の不動産物件をこれ以上売却しないよう指示したという。

 呉董事長は「A11区画は売却前に年9%の賃貸収入があったが、売却後の代金は低金利の銀行に預けるしかなく、その差はあまりに大きい」と悔やんでも悔やみきれない様子だ。