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自動車・二輪車
作成日:2010年8月3日_記事番号:T00024398
和泰汽車、上半期1株利益が過去最高
トヨタの台湾総代理、和泰汽車の自社決算による上半期売上高は427億900万台湾元(約1,165億円)、税引き前利益は37億1,300万元となった。また1株当たり税引き前利益は6.83元と同期の過去最高を記録した。同社は年初来のトヨタ・リコール問題を受け、販売台数に多少の影響を受けたものの、利益にはほとんどダメージが出なかった。喩曉忠同社経理は上半期の好業績について、「市場の購買意欲向上に加え、長源汽車、和運租車、国瑞汽車や大陸(中国)事業など出資先の利益も大きく成長したことが貢献した」と説明した。3日付工商時報が報じた。
和泰汽車の6月売上高は67億7,200万元、本業利益は1億6,100万元だったが、出資事業から得た収益を加えると税引き前利益は8億8,900万元となった。
一方証券会社によると、裕隆汽車も、傘下ブランドのLUXGEN(納智捷)や裕隆酷比汽車(tobe)など関連企業からの受託生産が前年同期比で30%以上増加し、出資事業からの収益も18億元以上を計上し、上半期の税引き前利益は25億を超えたとみられる。
その他各社の上半期税引き前利益は、裕隆日産汽車が16億元、中華汽車工業が6億元、三陽工業(SYM)が2億元となったもようだ。