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ウィストロン・コンパルのTV出荷、来年度目標は倍増の1千万台


ニュース 家電 作成日:2010年8月3日_記事番号:T00024400

ウィストロン・コンパルのTV出荷、来年度目標は倍増の1千万台

 
 緯創資通(ウィストロン)および仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)は、主力のノートパソコン受託生産事業が安定成長を見せる一方、テレビの受託生産も日本ブランドの外部委託拡大に伴って着実に伸びており、両社は2011年のテレビ出荷目標を今年の倍増となる1,000万台に設定している。3日付電子時報が報じた。

 テレビ市場の将来性を好感するウィストロンは今年、中国広東省中山市の光電園区でテレビ生産能力の大幅な増強を行う。年産能力を1,000万台規模へと一気に引き上げるほか、部品メーカーの同地進出も呼び込み、液晶パネル後工程モジュール(LCM)を共同開発する構えだ。市場では、同社は来年1,200万~1,500万台を狙えるとの予測も出ている。

 業界関係者は、ウィストロンとコンパルの最大のテレビ顧客、東芝は来年、同社外部委託分の90%を両社(各700万台)に委託すると予測している。

 ただウィストロンは、今年上半期のテレビ出荷が180万台にとどまり、予想を下回った。このため通年目標を550万~660万台から500万~600万台に下方修正した。コンパルも上半期実績が200万台だったため、通年目標600万台の達成は厳しいとみられ、下方修正を迫られている。