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台塑石化の7月売上高、プラント火災で11%減【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月4日_記事番号:T00024429

台塑石化の7月売上高、プラント火災で11%減【表】

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)が3日発表した主要4社の7月売上高で、台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)が前月比11.7%減の624億7,000万台湾元(約1,686億円)となり、4社で唯一マイナス成長を記録した。同月発生した台プラ第6ナフサ分解プラント(六軽、雲林県麦寮)内の同社所属の第1工場(OL1)および第2製油工場の火災による操業停止が要因だ。4日付経済日報が伝えた。
 
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 証券会社は、台塑石化は8月売上高も7月と同水準の2けた減収になると分析。2工場の操業再開が9~10月まで延びた場合、第4四半期の業績にも影響が及ぶと指摘した。さらに、その他3社が操業停止による石化原料不足を補うためスポット市場での調達を進めれば、原料価格の高騰を招き3社の利益にも影響が及ぶとみている。

 その他3社の売上高は成長幅が大きかった順に、▽台湾塑膠工業(フォルモサ・プラスチックス)、160億8,000万元(前月比6.7%増)▽台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー)、223億5,000万元(5.2%増)▽南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、181億1,000万元(0.2%増)──となった。