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ステンレスの千興、来週稼働再開


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年8月4日_記事番号:T00024431

ステンレスの千興、来週稼働再開

 
 冷間圧延ステンレスで15%近い台湾市場シェアを持つステンレスメーカー、千興不銹鋼(CSSSC)は、ニッケル国際価格の上昇を受け、7月初旬から停止していた工場の稼働を来週再開することを決めた。これに先駆け、4日から材料納入を始める。4日付経済日報が報じた。

 葉碩堂・千興董事長は、稼働再開当初の設備稼働率は35%ほどだが、ニッケル価格が上昇し続ければ、フル稼働もあり得ると語った。ニッケル国際価格は、7月下旬に1トン当たり1万9,500米ドル~2万米ドルだったが、8月の先物価格とスポット価格は2万1,000米ドルを超え、2万2,000米ドルに迫っている。

 一方、同業大手の燁聯鋼鉄(YUSCO)と唐栄鉄工廠は、市況は好転したばかりのため、20~30%の減産を直ちに通常の設備稼働率に戻すことはできないとの考えだ。