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作成日:2010年8月4日_記事番号:T00024435
HTC・メディアテックなど、インド携帯電話市場で商機狙う
スマートフォンブランドの宏達国際電子(HTC)のほか、IC設計の台湾最大手、聯発科技(メディアテック)や携帯電話受託生産の華冠通訊(アリマ・コミュニケーションズ)、英華達(インベンテック・アプライアンシズ)などが、中国に次いで今後の成長が期待されるインドの携帯電話市場で商機獲得に動いている。4日付経済日報が報じた。
市場調査機関、ガートナーによると、今年インド市場の携帯電話販売規模は前年比18.5%増の1億3,900万台に上り、世界の10分の1を占める見通しだ。さらに、今年第1四半期のスマートフォン販売台数は携帯全体の5%だったが、今後5年以内に携帯全体2億600万台のうち、18%を占めるまでに急成長すると見込まれる。
HTCは今年3月、インドで低価格スマートフォン「HTC Smart」を発売。インドの通信キャリア数社との提携も果たした。
メディアテックは、中国の携帯メーカーがインドに投入する超低価格機種のほか、世界3位の携帯ブランド、LGエレクトロニクスがインドを含む新興市場向けに出荷する入門機種にもチップが採用されている。LGの同機種は、アリマが受託生産を担い、インドでの販売台数はこれまでに1,000万台を超えた。
インベンテック・アプライアンシズは、通信方式がCDMA、GSMの入門機種を開発し、インドの通信キャリアと提携して販売している。