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台湾製ブルーレイディスク、年内に日本製のシェア超える【図】


ニュース 電子 作成日:2010年8月4日_記事番号:T00024436

台湾製ブルーレイディスク、年内に日本製のシェア超える【図】

 
 中環(CMCマグネティクス)や錸徳科技(ライテック)など台湾の光ディスクメーカーが25ギガバイト(GB)ブルーレイディスク(BD)の生産能力を増強する一方、ソニー、シャープ、TDKなど日本メーカーはハイエンドの新規格製品に注力しているため、世界で生産されるBDのうち、台湾メーカーの製品シェアが年内に初めて日本メーカーを上回る見通しとなっている。4日付電子時報が報じた。
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 日本記録メディア工業会(JRIA)の統計によると、世界市場における2009年のBD需要は4,400万枚。今後BDプレーヤーの急速な値下がり、ハリウッド映画などソフト面の充実が進む中、BDの需要が高まり、今年は9,800万枚、12年には3億1,000万枚の需要が予想されている。

 観測によると、市場では比較的低価格の25GB単層BDが約80%を占めており、世界で生産されるBDのうち台湾メーカーの生産比率は約20%となっている。しかし日本メーカーに生産能力増強の動きが見られず、増強するとしてもデータ記録層を3層、4層へ多層化した大容量で書き換え可能な新規格BD、「BDXL」に集中するとみられるため、今後台湾メーカーの生産比重はますます拡大すると予想される。