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宝成がECS株処分意向、レノボが取得か


ニュース 電子 作成日:2010年8月4日_記事番号:T00024438

宝成がECS株処分意向、レノボが取得か

 
 製靴大手の宝成国際集団はこのほど、電子事業からの撤退を決め、マザーボード台湾大手の精英電脳(ECS)に対する持ち株17.52%を売却する方針を固めた。売却先をめぐっては、中国パソコン大手の聯想集団(レノボ)が最有力候補として浮上している。4日付電子時報が業界筋の話として伝えた。

 レノボがECSへの出資を視野に入れているとの説は、昨年からささやかれてきた。宝成国際が株式放出の方針を固めたことで、レノボへの株式譲渡がにわかに現実味を帯びてきた。

 報道によれば、レノボはECS株を同社の1株当たり純資産を下回る1株15台湾元程度で取得する方向で、宝成国際と交渉を開始したという。譲渡額は32億4,000万元(約87億4,000万円)前後になる計算だ。ECS側は事実関係を否定している。

 中国PC市場で首位を守りたいレノボは、台湾の宏碁(エイサー)が中国の方正科技(ファウンダー・テクノロジー・グループ)と提携したことに危機感を抱いており、ECSへの出資説はエイサー陣営に対抗する動きと受け止められている。