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ブルーレイの割高な権利金、台湾企業が苦慮


ニュース 電子 作成日:2010年8月5日_記事番号:T00024457

ブルーレイの割高な権利金、台湾企業が苦慮

 
 ブルーレイディスクプレーヤーの小売価格急落を受け、メーカー各社は1台当たりの生産コストを75~80米ドルまで圧縮した。しかし、関連特許を保有する企業連合が課す権利金は、同14米ドルに達し、生産コストの17~18%を占めるため、台湾企業の頭痛の種となっている。5日付電子時報が伝えた。

 関連特許はパナソニック、フィリップス、ソニーの3社によるライセンス管理会社と三菱電機、トムソンライセンシング、東芝、ワーナー・ブラザーズ・ホーム・エンターテインメントが構成する「BD4Cライセンスグループ」の2陣営が管理している。

 プレーヤーの場合、権利金は前者が同9.5米ドル、後者が同4.5米ドルで、両陣営の特許を使用した場合、メーカーは同14米ドルの権利金を支払う必要がある。

 業界関係者によると、プレーヤーの平均小売価格は昨年は1万5,000~2万台湾元と高値だったが、今年は5,000~6,000元(約1万3,500~1万6,300円)まで下落している。また、ブルーレイ用の光学ディスクドライブの生産受注価格は70~80米ドルまで低下しており、台湾企業の利ざやを圧迫している。