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デルタ湖南工場、毎月1千人の人員補充


ニュース 電子 作成日:2010年8月5日_記事番号:T00024460

デルタ湖南工場、毎月1千人の人員補充

 
 中国沿海部の賃金上昇を受け、台湾系メーカーが生産拠点の内陸部移転を加速させる中、電源アダプタ最大手、台達電子工業(デルタ・エレクトロニクス)は、6月に量産を開始した中国湖南省郴州工場で「毎月1,000人」のスピードで労働力を補充している。従業員数を現在の3,000人から6,000人に倍増させる考えだ。5日付工商時報が報じた。

 デルタは39年前に台北県五股郷で創業し、その後規模を拡大。現在台湾には台北、桃園、台南に工場エリアを構え、海外ではタイ、インド、中国では郴州のほか東莞(広東省)、呉江(江蘇省)、天津市、蕪湖(安徽省)などに生産拠点を持つ。

 従業員の数では呉江工場が3万人以上と最多で、その他の工場すべてを合わせた規模に匹敵する。しかし労働コストも同工場が最大で、このためデルタは、人件費が安い郴州工場で人員増を図っている。

 第一期工事が完了した郴州工場は6万平方メートルの敷地を持ち、変圧器を含む電源の前工程部品を主に生産している。