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鴻海のノートPC出荷、今年は1千万台突破へ


ニュース 電子 作成日:2010年8月5日_記事番号:T00024462

鴻海のノートPC出荷、今年は1千万台突破へ

 
 鴻海科技集団(フォックスコン)がノートパソコン受託生産市場で目覚ましい成長を遂げている。業界関係者によると、同社の上半期出荷台数は600万台を超えたとみられ、下半期に大きな問題がなければ、通年で1,000万台を突破することはほぼ確実な状況となっている。5日付電子時報が報じた。

 上半期、ノートPC市場が好調だったことから、鴻海の出荷台数は毎月100万台に達し、各四半期も300万~400万台規模に上ったという。

 同社は、2011年度分のノートPC受託生産で、ヒューレット・パッカード(HP)から1,000万台、デルから500万台、さらにソニーから200万~300万台の受注を確保しているとみられ、これに華碩電脳(ASUS)からの受注を加えると来年は2,000万台まで伸びる可能性もある。業界予想以上のスピードで勢力を拡大しており、既存のノートPCのODM(相手先ブランドによる設計・製造)メーカーへの脅威が高まっている。

 今年末には中国重慶工場が始動することもあり、同社は来年には英業達(インベンテック)を超えて世界4位のノートPC受託メーカーとなる見込みだ。