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エイサーのQ2純利益、3年ぶり最高に


ニュース 電子 作成日:2010年8月5日_記事番号:T00024464

エイサーのQ2純利益、3年ぶり最高に

 
 宏碁(エイサー)が4日発表した第2四半期の連結売上高は、前期比7%減、前年同期比26%増の1,502億2,000万台湾元(約4,077億円)となった。純利益は前期比9.2%増、前年同期比53.54%増の35億9,300万元となり、四半期利益としては過去3年で最高となった。欧州信用不安によって悲観傾向にあった市場予測を覆した。5日付工商時報が伝えた。

 エイサーは増益要因について、為替差損が改善したことに加えて、受注調整で粗利益率の低い受注が減少したことを挙げた。また、半導体商社の友尚(YOSUN)の株式処分利益が2億~3億元となったもようで、営業外収益が前期比3億6,000万元増加したことも業績を押し上げた。

 同社の第3四半期の営業利益率について証券会社は、ユーロの為替レートが回復し、一部の部品価格も安定する見通しから、第2四半期の2.75%から3%へ上昇する可能性もあるとみている。

 なお同社の上半期連結売上高は、前年同期比31.6%増の3,123億5,100万元、純利益は同57.7%増の68億8,800万元だった。