ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

UMCのQ2純利益、過去5年半で最高に


ニュース 電子 作成日:2010年8月5日_記事番号:T00024469

UMCのQ2純利益、過去5年半で最高に

 
 ファウンドリー大手、聯華電子(UMC)が4日発表した第2四半期の同社純利益は前期比51.4%増の52億7,000万台湾元(約143億円)で、本業利益は過去5年半で最高を記録した。孫世偉執行長(CEO)によると、フル稼働となった第2四半期は出荷枚数が115万6,000枚(8インチウエハー換算)と過去最高を更新した。第3四半期も受注状況からみてフル稼働が続く見通しだ。同社はまた、今年の設備投資額を18億米ドルに引き上げることを表明した。5日付工商時報が伝えた。

 UMCの第2四半期売上高は前期比11.3%増の297億4,500万元、粗利益率は同5ポイント上昇の29.6%だった。上半期通期では売上高564億6,000万元、粗利益率27.3%、純利益87億5,500万元だった。

 孫執行長は、カスタマイズ技術の開発や製品ラインナップの調整に努め、顧客や業務範囲を拡大したことが、利益向上につながったと指摘した。

 また新たな応用製品の出現や製造プロセスのアップグレードが進んでいることに伴い、ハイエンドプロセス製品の需要が強まっているため、第3四半期の成長も楽観できるとの見通しを示した。今期は、前期売上高の24%以上を占めた65ナノメートルプロセス製品の比重を30%以上に高める方針だ。