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国民党の住民投票案に反対、中国が書簡で圧力か


ニュース 政治 作成日:2007年9月4日_記事番号:T00002447

国民党の住民投票案に反対、中国が書簡で圧力か


 中国当局が国民党の連戦名誉主席を通じ、同党の総統候補、馬英九氏に対し書簡を送り、国民党が国連復帰に向けた住民投票を行うことに反対意向を伝えてきたとの一部報道について、馬候補は3日、「いかなる書簡も受け取っていない」と全面否定した。

 一方、連名誉主席の事務室は「書簡は存在した」と食い違う説明をしている。連名誉主席は4日から西安、新疆ウイグル自治区などを個人的に訪問するが、その目的が憶測を呼んでいる。

 ただ、連名誉主席の事務所は、「書簡の伝達役となることもなく、誰かの話を馬候補に伝えることもあり得ない」としている。

 報道によると、中国当局が馬候補に送った書簡は、「国連復帰を目指す住民投票は大陸側の容認ラインを超えた」と指摘。住民投票が実施された場合の利害を分析した上で、実施を見合わせるよう求める内容だという。文中には「忍耐も2008年の(北京)五輪までだ」という強硬なメッセージも含まれていたという。