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台南市長選でも民進党分裂、現職許添財氏の出馬決定的に


ニュース 政治 作成日:2010年8月6日_記事番号:T00024474

台南市長選でも民進党分裂、現職許添財氏の出馬決定的に

 
 11月末に行われる5直轄市長選挙の台南市長選で、野党民進党の予備選で敗れた現職の許添財氏が同党を離党して出馬することが決定的となり、民進党は楊秋興高雄県長が出馬を決めた高雄市に続いて台南市でも分裂選挙を迫られる公算が高まった。6日付中国時報が報じた。
 
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市立安南医院の着工式に出席した許市長。出馬については沈黙を守った(6日=中央社)
 
 許市長は5日夜、「許添財友の会」の有力支持者、廖文振氏と立候補するか否かの協議を行った。廖氏によると許市長はこの席で「楊高雄県長が出馬するのに、自分が出馬できないということがあろうか」と述べ、立候補の意思を明確に示したという。正式な出馬表明は遅くとも8月15日までに行われる見通しだ。

 民進党は同市長選で頼清徳立法委員の公認を決めているが、許市長は過去
2カ月の運動で「友の会」会員が10万人に達したこともあって、出馬すれば当選できると自信を抱いているという。

 台南市長選は従来、民進党の順当勝ちが予想されていたが、にわかに雲行きが怪しくなってきた。郭添財・元立法委員の公認を決めている与党国民党の金溥聡秘書長は「逆転に向けて準備する」と語った。

 民進党の高雄、台南市長選の情勢混乱は、蔡英文主席のリーダーシップ低下を招くとの観測もある。