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金門酒廠、中国で売上高60億元目指す


ニュース 食品 作成日:2010年8月6日_記事番号:T00024486

金門酒廠、中国で売上高60億元目指す

 
 コーリャン酒メーカーの金門酒廠実業は、下半期から中国沿海部の平均収入の高い都市で現地の大手販売業者と提携し、中国での売上高を昨年の3億台湾元から5年以内に60億元(約162億円)まで伸ばすことを目指す。6日付経済日報が伝えた。

 姚松齢総経理によると、同社の中国での販売は従来、偽造品が出回ることへの懸念や市場環境が整っていなかったことから、小規模の台湾系販売業者との提携を通じて行う程度にとどまっていた。現在同社は19省で販売を行っているが、1,700億人民元(約2兆1,600億円)規模の中国「白酒(パイチュウ)」市場でわずかなシェアにとどまっている。

 今後はシェア拡大に向け、新製品の開発を進めるほか、各販売業者に対し年間1,000万人民元以上の売り上げ保証を求めていく方針だ。業績が良ければ卸値の割引などの奨励措置も取る。

 姚総経理は「中国の白酒の種類は多く競争は激しいが、販売業者も利潤の高い商品を扱わなければならないため、高級路線の金門コーリャン酒に対する取り扱い意欲は高い」と指摘した。