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「ECFA反対は人民の敵」、馬総統が民進党を痛烈批判


ニュース 政治 作成日:2010年8月9日_記事番号:T00024501

「ECFA反対は人民の敵」、馬総統が民進党を痛烈批判

 
 馬英九総統は7日、国民党主席として同党の第18回全国代表大会臨時会議に出席し、11月末に行われる5直轄市長選に向け、中台間の海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)締結をはじめとする過去2年間の業績を強調した上で、ECFAに反対する民進党を「人民の敵」と強く批判した。第4原子力発電所の建設中断、桃園国際空港の地位低下などを民進党政権時代の失政と指摘した上で、市長選の民進党候補者が与党時代に要職を歴任したことを挙げ、「国家に大きな損害を与えた人物で、信用に値しない」と切り捨てた。8日付聯合報などが報じた。
 
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馬総統は民進党政権の対中政策を「鎖国政策」と批判し、「これこそ国を誤るということだ」と断罪した(7日=中央社)
 
 この批判に対し蔡英文民進党主席は、「民進党政権には良いところもあり、悪いところもあったが、国民党政権に人民は常に失望している。現政権のトップが前政権を批判するのは無責任で、反省というものを知らない」と反論した。

 さらにECFAについて「リスクがとても高く、まるで栄養剤のように扱うことは危険だ。馬総統はマイナス面をしっかりと考え、ダメージをできるだけ抑えるべきだ」と反論した。民進党を「人民の敵」と指摘したことについては、「いつか人民は馬総統を敵と見なす」と語った。