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台中〜澎湖高速フェリー、台湾海峡で高波受け破損・浸水


ニュース 運輸 作成日:2010年8月9日_記事番号:T00024504

台中〜澎湖高速フェリー、台湾海峡で高波受け破損・浸水

 
 8日午後7時ごろ、澎湖県馬公港から台中港に向かっていた華達国際海運の貨客船「海洋拉拉号」(オーシャン・ララ号・2,292トン)が高波で船首の自動車積み込み用の渡し板が破損し、浸水した。救難信号を受けて巡視船やヘリコプターなどが出動。同船は前方を航行する大型のタグボートを防波堤としつつ減速運航を続け、午後10時半に台中港に入港した。9日付蘋果日報が伝えた。
 
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台中港務局は9日、オーシャン・ララ号の管理面に重大な問題があったとして、無期限の運航中止処分とすると発表した(9日=中央社)
 
 オーシャン・ララ号は乗客311人、乗員22人を乗せ、午後3時40分に馬公港を出発、午後7時半に台中港に到着する予定だった。乗客のうち8人は、極度の不安による過呼吸状態となり台中県内の病院に収容された。船上では乗客全員が救命胴衣を着用し、万一の事態に備えた。

 乗客は「船は減速して進み続けたが、何が起きたのか分からなかった。船長からは救命胴衣を着用するように放送で説明があっただけで、船体が破損したことは下船後に知った」と話した。

 オーシャン・ララ号は台中~澎湖間を週3往復しているほか、台中~アモイ(中国福建省)間にも就航している。