ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

第6ナフサ火災、養殖業者が18億元賠償要求


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月9日_記事番号:T00024513

第6ナフサ火災、養殖業者が18億元賠償要求

 
 雲林県政府は6日、台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(六軽、同県麦寮郷)で先月発生した火災事故を受け、公害糾紛協調会(公害紛争調停会議)を開き、地元養殖業者が総額18億8,000万台湾元(約50億7,000万円)の損害賠償を要求した。7日付工商時報が伝えた。

 今回の火災では、降灰などにより周辺の養殖場で魚が死ぬなどの被害がでた。台プラ側の担当者は「農漁民は現在の養殖場(全体の)面積でなく、実際に被害を受けた面積を示すべきだ」と主張するとともに、賠償範囲について即答を避け、「台北本社に持ち帰って検討する」と述べるにとどまった。同県政府は10日に2回目の会合を開き、調停を継続する方針だ。

 一方、内政部消防署と雲林県消防局は同日、これまで実施した現場検証の結果、重油パイプが破裂し、漏れた油に引火したことが火災原因だと断定した。