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中華紙漿、パルプ価格を引き上げ


ニュース その他製造 作成日:2007年9月4日_記事番号:T00002452

中華紙漿、パルプ価格を引き上げ


 中華紙漿(中華パルプ)の林谷豊・副総経理は、国際パルプ市場の上昇が続いているとして、パルプ価格を8月に1トン当たり10米ドル値上げしたのに続き、9月にも同10米ドルの追加値上げに踏み切る考えを示した。4日付経済日報が伝えた。

 国際パルプ価格は、9月から北米長繊維パルプ価格が同20米ドル上昇し、同850米ドルとなるなど、本来のローシーズンにもかかわらず高値で推移している。一方、アジアのパルプ各社は8月に短繊維パルプを同10米ドル値上げしたが、9月も同10米ドルの追加値上げは避けられないというのが業界の共通認識となっている。

 ただ、工業用紙原料の80%を占める廃棄紙の輸出が8月から禁止された結果、廃棄紙価格は上昇が抑制されており、パルプ価格の上昇が製紙業界に与える影響はそれほど大きくない見通しだ。