ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

AUO・奇美電など、米NY州が価格操作で提訴


ニュース 電子 作成日:2010年8月9日_記事番号:T00024521

AUO・奇美電など、米NY州が価格操作で提訴

 
 米ニューヨーク州のクオモ司法長官は6日、台湾の友達光電(AUO)、奇美電子(チーメイ・イノルックス)、日本の東芝、シャープ、日立ディスプレイズ、韓国のサムスン電子、LGディスプレイ(LGD)の液晶パネル大手7社が価格カルテルを結んだとして反トラスト法違反の疑いで同州の裁判所に提訴した。8日付蘋果日報などが報じた。

 訴状によると、日台韓のパネルメーカーは1996~2006年の間に、700億米ドル規模のパソコン、テレビ、携帯電話用パネル市場で価格カルテルを結び、ニューヨーク州の病院、学校、地方政府など公的機関の調達において巨額の損失を与えたとされ、クオモ司法長官は過去にさかのぼって不法に得た利益の返還を要求している。

 これに対しAUOおよび奇美電ともにコメントを控えている。

 日台韓のパネルメーカーは06年にも米司法省から反トラスト法で起訴されており、台湾ではAUOを除く3社が罪を認め、罰金を支払っている。