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福聚が生産開始、太陽電池用ポリシリコン


ニュース その他製造 作成日:2010年8月10日_記事番号:T00024541

福聚が生産開始、太陽電池用ポリシリコン

 
 石油化学大手の李長栄化学工業(栄化)は9日、億光電子(エバーライト・エレクトロニクス)と合弁で設立した多結晶シリコン(ポリシリコン)メーカー、福聚太陽能が生産を開始したと発表した。10日付工商時報が伝えた。

 生産能力は年産8,000トンで、現在の1キログラム当たり50~60米ドルの国際相場からみて、来年は130億台湾元(約352億円)前後の売り上げが見込まれ、親会社の栄化にとっても大きな収益源となりそうだ。

 栄化は福聚に64.15%を出資しており、これまでに5億米ドルを投資した。工場は2008年10月に屏東輸出加工区(屏東県屏東市)で着工され、当初は今年4月の生産開始を見込んでいた。台湾では太陽電池用ポリシリコンの自給率向上が課題となっており、当面は内需向けに出荷する。

 福聚は第2期(年産1万トン)の拡張計画の立案にも着手した。その後も第3期(同1万トン)の拡張を図り、生産能力は最終的に同2万8,000トンまで拡大する見通しだ。