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台プラの合成ゴム工場計画、第6ナフサから寧波に変更か


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月10日_記事番号:T00024543

台プラの合成ゴム工場計画、第6ナフサから寧波に変更か

 
 10日付工商時報によると、台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、第6ナフサ分解プラント(通称六軽、雲林県麦寮郷)第5期拡張計画に含めていた、同グループ初の合成ゴム事業について、第6ナフサ5期の環境影響評価手続きが難航していることから、工場設置地点を中国浙江省の寧波市に変更することを検討しているもようだ。

 同グループは台塑石化(フォルモサ・ペトロケミカル)の主導で180億台湾元(約486億円)を投じ、南亜塑膠工業(南亜プラスチック)、台湾化学繊維(フォルモサ・ケミカルズ&ファイバー、台化)との3社合弁による合成ゴムメーカー「台塑合成橡膠公司」を設立した。第6ナフサで生産されるブタジエンを原料に合成ゴムを生産する計画で、第5期計画の目玉としていた。ただ、環境影響評価手続きの遅れが工場建設スケジュールに影響することを避けるため、別の場所での設置検討を迫られたもようだ。

 寧波の生産基地は石化中間原料を主要製品とし、また華中地区には合成ゴム事業の顧客となるタイヤメーカーが多いことから、同地での建設が浮上したとみられる。