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台プラ、日本で10億ドルの協調融資獲得か


ニュース 石油・化学 作成日:2010年8月10日_記事番号:T00024544

台プラ、日本で10億ドルの協調融資獲得か

 
 台塑集団(台湾プラスチックグループ)は、ベトナムや中国など海外での投資財源を確保するため、日本で10億米ドルの協調融資(シンジケートローン)を獲得する方針を固めたもようだ。10日付工商時報が外資系金融機関の話として伝えた。

 同社はベトナムの製鉄所が本体工事に入ったのをはじめ、中国の寧波工場での増産に向けた設備投資を控えており、財源確保の必要が生じていた。ベトナム製鉄所は投資額80億米ドルの3分の2を銀行融資で賄う必要がある。

 同社は「海外での資金調達については、これまでも計画があった」とした上で、日本で資金調達を行うか否かについては明らかにしなかった。

 市場関係者は「日本は依然0.1%という低金利を維持している上、金融機関に流動資金があふれている。欧米系銀行に対抗し、日系銀行が示す融資条件もさらに有利となっている」と指摘した。