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日月光集団系の中台不動産会社、合併を模索


ニュース 建設 作成日:2010年8月11日_記事番号:T00024569

日月光集団系の中台不動産会社、合併を模索

 
 日月光半導体(ASE)の張虔生董事長一族が個人名義で中国に設立した不動産投資会社、鼎固控股は、台湾で日月光集団傘下の宏璟建設との合併を模索しているもようだ。11日付経済日報が伝えた。

 市場の観測によれば、鼎固控股は台湾へのUターン上場を計画しており、上場後にに宏璟建設との合併を視野に入れているとされる。宏璟建設は不動産事業を原点とする日月光集団の創業者、張姚宏影氏が設立した企業で、合併は一族の中台における不動産事業を統合する意味合いがある。

 これについて、宏璟建設の曽元一董事長は「鼎固との合併は決まっておらず、まだ検討段階だ。宏璟建設の中国進出に際しては、鼎固の力を借りることになるが、進出先は鼎固が事業展開していない地域が主体になる」と説明した。

 鼎固控股は現在、北京市、重慶市、上海市などで不動産開発事業を進めており、全体規模は1兆9,000億台湾元(約5兆1,000億円)相当、保有する開発用地面積は300万平方メートルに達する。