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中天生技、抗体で20億元の権利金収入目標


ニュース 医薬 作成日:2010年8月11日_記事番号:T00024570

中天生技、抗体で20億元の権利金収入目標

 
 中天生物科技(マイクロバイオ)の路孔明董事長は10日、年内に治療用抗体10種類の選定を終え、技術移転で20億台湾元(約54億円)の権利金収入が見込めるとの認識を示した。11日付経済日報が伝えた。

 同社は現在、植物抽出新薬を中心とする11種類の新薬開発と抗体開発を並行して進めている。新薬開発では9月末にも抗がん剤のMS-20の新薬申請を行政院衛生署に行う。また、抗貧血薬のヘブリロンについても、来年下半期の新薬申請、2012年の発売を見込んでいる。

 抗体分野では、世界最大級のヒト抗体ライブラリーの構築を完了し、既に5種類の治療用抗体の選定を終えた。年内までに10種類の選定を終える。路董事長は「抗体を新薬として開発すれば、1種類当たり2億元以上の権利金収入が見込める」と語った。同社は抗体部門を別会社としてスピンオフ(経営分離)することも視野に入れている。

 また、傘下の有機食品ブランド「棉花田」は、近く北京、または上海への進出を計画している。このほか、「維他屋」ブランドで30種類の保健食品を中国各地200カ所の大潤発(RTマート)で発売する。