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衛生用品の康那香、成都に生産拠点


ニュース その他製造 作成日:2010年8月11日_記事番号:T00024572

衛生用品の康那香、成都に生産拠点

 
 衛生用品メーカー、康那香(KNH)の戴栄吉董事長は10日、今年10月に投資額3,000万米ドルで中国・四川省成都市に新工場を建設することを明らかにした。11日付蘋果日報が報じた。

 成都での工場設置は、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)発効後、中国内需市場の開拓がより有利になると判断してのものだ。同社は1998年に中国に進出したが、これまではそれほど積極的に展開を図っていなかった。成都工場の稼働後、中台両市場での合計売上高は100億台湾元(約270億元)に達する可能性もあるとしている。

 戴董事長はまた、経営多角化の一環として、医療設備分野への進出を決めたことも明らかにした。台湾大学や成功大学、秀伝医院、財団法人金属工業研究発展中心(金属センター)などと共同で、血液分離器や透析器材の研究開発(R&D)に取り組む。

 同社が9日発表した7月売上高は、前月比5.79%増、前年同月比6.85%増の2億8,300万台湾元(約7億6,000万円)となった。