ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

PVI傘下ハイディスが大型受注、FFSパネルを増産


ニュース 電子 作成日:2010年8月11日_記事番号:T00024582

PVI傘下ハイディスが大型受注、FFSパネルを増産

 
 電子ペーパー世界最大手、元太科技工業(PVI)の劉思誠董事長は10日、傘下の韓ハイディスが第2四半期に世界的大手メーカーから受注を獲得したことを受けて、アップルがタブレット型パソコン「iPad」で採用している、広い視野角が実現可能なFFS技術を使った液晶パネルの生産比率を下半期は75%まで引き上げ、TFTバックプレーンの比率を25%に引き下げるとの考えを明らかにした。11日付工商時報などが報じた。

 今後ハイディスの主要顧客となるこの大手メーカーからの受注には、携帯電話、タブレット型PCなど向けの中小型パネルが含まれ、下半期中に出荷を開始する。

 劉董事長によると、これまでハイディスでは、TFTバックプレーンとFFSパネルの生産比率を半々とする計画だったが、iPadの売れ行き好調でFFSパネルに注目が集まり、受注が大幅に伸びているため増産を決定した。一方、不足が予想されるTFTバックプレーンについては、提携先の奇美電子(チーメイ・イノルックス)から調達する方針だ。

 なおPVIが同日発表した第2四半期の連結売上高は前期比3%増、前年同期比23%増の51億6,900万台湾元(約140億円)で、粗利益率は過去最高の39.6%を記録した。7月の売上高は15億5,700万元で前月比8.5%減、前年同月比5.7%増だった。