ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

液晶ドライバICの奇景、「パネル顧客からの受注急減」


ニュース 電子 作成日:2010年8月11日_記事番号:T00024584

液晶ドライバICの奇景、「パネル顧客からの受注急減」

 
 奇美集団傘下の液晶パネルドライバICメーカー、奇景光電(ハイマックス・テクノロジーズ)の呉炳昌執行長(CEO)は10日、過去10日余りの間に顧客の液晶パネルメーカーからの受注量が急激に減少していることを明らかにした。こうした状況を受けて同社は、第3四半期の売上高が前期比で13~18%減少するとの見通しを示した。11日付経済日報が報じた。

 呉執行長は、既に6月下旬から液晶パネル業界での在庫過多と需要の低下を感じ始めていた。ただ、これまで比較的穏やかな状況だったが、ここに来て急激に悪化しているという。

 呉執行長は、受注減が短期的なものか中長期的なものかは現時点で判断できないとしているが、経済日報は、同社の悲観見通しは、液晶パネル市場における第3四半期の在庫水準上昇、および液晶パネルを重要部品とするハイテク製品は下半期のハイシーズン効果が期待できないことを意味すると警告している。

 一方の同業大手、聯詠科技(ノバテック・マイクロエレクトロニクス)は先ごろ、需要は悪くないとして第3四半期売上高を前期比5~9%増と予測している。