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中鋼と中華汽車、自動車用高張力鋼板を開発へ


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2010年8月12日_記事番号:T00024604

中鋼と中華汽車、自動車用高張力鋼板を開発へ

 
 中国鋼鉄(CSC)は、中華汽車工業など自動車関連5社と共同で自動車用高張力鋼板の研究開発(R&D)に取り組む。6社で結成されたR&D連盟は、2年以内に引張強度1180MPaクラスの製品を開発する。12日付蘋果日報が伝えた。

 R&D連盟に参加するのは2社のほか、江申工業、伍享工業、盛全、瑞利企業の4社。連盟は9,600万台湾元(約2億5,700万円)を投じて開発を進める。その後、来年操業開始予定の中鋼・第3冷延工場の生産設備で、年産150万トン規模の量産に入る構えだ。台湾や中国、欧米の自動車サプライチェーンへの参入を目指し、年間生産額10億元を見込む。

 現在1180MPa級の製品を手掛けるのは世界でも新日本製鐵などわずかだが、中鋼は前段階として980MPa級の高張力鋼板を開発、既に中台向けに年産2,000万トン規模で量産を開始している。同製品は1トン当たりのオファー価格が4万元、生産額は年間8億元に達する。